こんにちは。東京都に住んでいる田と申します。現在45歳、会社員として働きながら、約15年間にわたり株式投資に取り組んできました。特に高配当株への投資を軸に、少しずつ資産を積み上げてきた結果、今では10億円を超える資産を築くことができました。
ここまで来るのに、決して順風満帆ではありませんでしたが、地道な学びと経験の積み重ねが、今日の私を支えています。今回は、その中でも「高配当株投資」に関する実践的な経験を、これから投資を始める方や資産形成を真剣に考えている方々のために、無償でシェアしたいと思います。
もしこの情報が、あなたの未来に少しでも役立つことがあれば、これ以上の喜びはありません。
配当利回りが高い銘柄に惹かれるのは当然のことです。しかし、私の経験上、配当利回りだけを基準に銘柄を選ぶと失敗するリスクが高まります。例えば、一時的に株価が下がったことで配当利回りが急上昇している場合、企業の業績悪化が背景にある可能性があります。私は過去にそうした銘柄に投資して、結果的に減配や無配に転じてしまい、期待した利益を得られなかったことがあります。配当利回りはあくまでひとつの目安であり、企業の財務体質、配当性向、業績の安定性など複合的に分析することが大切です。
15年の投資経験の中で私が何より重視するようになったのは「業績の安定性」と「財務の健全性」です。高配当株は一見魅力的でも、その企業が不況期にも安定して利益を出せるか、借金が多すぎないかなどを確認する必要があります。私は毎年、有価証券報告書や決算短信を読み、営業利益や自己資本比率、フリーキャッシュフローの推移をチェックしています。特にキャッシュフローがマイナスに転じる企業は注意が必要です。高配当株は長期保有が前提のため、短期の株価変動よりも、企業の“本当の強さ”に注目しています。
私が高配当株で成果を上げられた大きな理由のひとつが「長期保有」にあります。配当は持ち続けるほど安定収入になりますし、再投資によって複利効果も得られます。例えば、10年前に購入した某インフラ企業の株は、配当を再投資し続けたことで、配当収入が当初の2倍以上になりました。ただし、長期保有するには、銘柄そのものへの信頼が必要です。そのため、私は購入前に最低でも過去10年の配当履歴を調べ、減配がない、あるいは増配傾向にある企業を中心に選ぶようにしています。
配当利回りに加えて、私がいつも確認するのが「配当性向」です。配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どのくらいを株主に還元しているかの指標です。高すぎる配当性向(たとえば80%以上)は、持続可能性に疑問が残ります。逆に、40〜50%の配当性向であれば、将来的な増配余地もありますし、企業としても健全な財務運営ができている証です。私はこの数字を見ながら、企業の経営スタンスや株主還元の姿勢を読み取るようにしています。
最後に重要なのは、ポートフォリオ全体の「分散」です。特定の業種や企業に偏った投資はリスクが高まります。私自身も最初の頃、金融業界の高配当株に集中して大きな損失を出した経験があります。それ以来、インフラ、通信、食品、医薬品など、異なる業種にバランスよく配分するようにしています。また、購入のタイミングにも工夫が必要です。私は権利落ち日直前よりも、相場全体が冷え込んでいるときに買うようにしています。その方が割安に仕込める可能性が高く、長期的にもリターンが期待できるからです。
株価上昇の背景や株式の見方を解説し、投資経済の基礎知識をお届けします。投資初心者でも安心して学べるように、株の基本や投資スタイル、株式サイトの使い方などを整理しています。 株の見方初心者向けのガイドとして、多くの方にご活用いただいております。